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モノづくりのblog。ポンコツな子育ても公開。

十数年間の謎

私は子供の頃から肌が弱い。

蚊に刺されれば医者に行かねばならないし、

あせもが出れば必ずと言っていいほどとびひになる。

大人になってからは多少強くはなったものの、やっぱり弱い方だと思う。

 

小学生の頃、夏の時期にとつぜん陽にあたる部分に小さなポツポツができて、

小さいポツポツ同士がくっついて蕁麻疹みたいになったことがあった。

顔も腫れあがり、とても痒かった。

 

今日は、この時かかった病院のお話。

 

 

自宅から車で1時間半ほどのところに、「ステロイドを使わなくてもちゃんと効く薬を出してくれるよ!あそこの薬は良い!」と評判の病院があった。母がどこからかその病院の話を聞いてきて連れてってもらった。

 

 

その時の診断は「紫外線アレルギー(日光アレルギー)」。

陽にあたると湿疹がでるので、日差しが強い季節は顔にも全身に日焼け止めを塗ってください、ということでした。

 

そして、「かゆみ止め」だという塗薬をもらい塗ってみたら、すごく効く!

ステロイドは入っていないとのこと。

 

母はなぜかステロイド剤反対派なのだが、ステロイドが入っていないのにこんなに効くなんて!

すごい!と。

 

 

その時から、かかりつけの皮膚科となりました。

 

 

 

 十数年ぶりの来院

十数年経ち、出産を機に子供の頃から付き合ってきた「アレルギー湿疹」が出やすく、治りも遅くなったので、地元に帰ったついでにいつもの皮膚科に行ってみることにしました。

 

 

名前を呼ばれて診察室に入ると、子供の頃によく見た顔。

十数年前よりもちょっとお年を召したおじいちゃん先生がご健在でした。

 

 

「ブツブツが出て、痒くて。」と見せると、

 

 

先生  「もっと陽にあたりなさい。抵抗力がなさすぎるんだよ。陽に当たってなれればでなくなりますよ。」とのこと。

 

私 「え、、、 あのー こどもの頃こちらで(あなたに)紫外線アレルギーだと言われたのですが、、。陽にあたったところだけ湿疹がでるし。」

 

先生 「紫外線アレルギーなんかじゃないよ。もっと陽にあたって。はい、薬出しときますからね、終わりです。」

 

 

 

ってな感じで、あっけなく紫外線アレルギーを否定されて終わりました。

 ええええええええええええええええ!です、

 

私は混乱してるし、イライラするわけです。

でも現に陽にあたったところだけに湿疹がでるので、「もっと陽にあたれ」というのは難しいのです。

それに紫外線アレルギーと診断したのはあなたです。

陽を浴びれば浴びるほど顔がはれあがるだけなのです。

 

 

 

 

 

イライラと混乱の中、看護婦さんが薬を持ってきてくれて(ここの医者、院内処方。)塗り方の説明やらしてくれて、会計して終わり。

 

 

「やっぱり効くよ、あそこの薬。」なんて思える素直な心を持ち合わせていないひねくれ者の私は、

家に帰り今回もらった薬の名前をスマホという最新兵器を駆使して調べるわけです。

 ブツブツ言いながら

「なんだよあのやぶ医者は」とか言いながら、、、、、

 

 

 

ほらね、ステロイド剤」ってかいてある

 

 

いろんな皮膚科が出してくれる「かゆみ止め」が効かないのに、ここのだけ効くわけがないのよ。絶対ステロイドに決まってる、とふんだ私、大正解。

 

ワセリンで薄められてるとはいえ、「ステロイドじゃない」は嘘でした。

もちろん今回医者も看護師も「ステロイドじゃない」とは言わなかったけど、「かゆみ止めの薬」とは言った。確かに痒みは確実に止まるよね。

 

 

きっと、子供の頃に処方された薬もステロイドだったと思われる。

だから効いたんだよ、次の日にはツルっとしてたから。

 

 

 
で、何が言いたいかというと、

自分が親になってみて、医者の言うことは信用しちゃいけないってこと。

もちろんちゃんとしたお医者さんもいるだろうし、私がもっとしっかり情報を聞いとけばよかったなってのはある。

 

テロイドが嫌だとかじゃなのよ。

でもね、とても強い薬だし、大人にだって副作用が出るときもある薬なの。

だから、本当に今の症状には必要な薬なのか、そして正しい使い方をちゃんと説明してほしいなーーーーーと、心のそこから思うのです。

さほどの知識もない医者が使っていい薬ではないと思うの。

言ってみれば今回の皮膚科のようなやぶ医者がね。

 

 

今回のことがあってから、子供に使う薬のことはちゃんと把握してなきゃダメだなって改めて、強く強くつよーーーーーく思いました。

私が小さい頃はスマホなんてのはなかったし、パソコンも今ほど一般家庭に普及してなかったから薬の成分なんて簡単に調べることができなかった。

だから、お医者さんの言う事がすべて本当で、信用するしかなかったんだろうけど、今は違う。

 

いろんな情報が溢れてて、逆に惑わされたりすることもあるけど、

必要な情報はほとんどスマホでえることができる。

 

医者にかかった時にはできるだけの情報を医者から搾り取ることと、

必要に応じて、最強兵器「スマートフォン」を活用すること。

 

 

 

 ※特に私が今住んでいる地域では「ブツブツがでて~、、」って病院に行くとすぐにステロイドを処方される。小児科は基本どこでもくれる。

ステロイド抗生物質は鉄板。

すぐ治るから使い勝手はいいのだけど、怖いわ~と思う。

 

 子供にはできるだけ薬は使いたくない。

野生児みたいに丈夫に育ってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

最後に残ったのは「紫外線アレルギー」の謎。

まだやってんのかしら、あのヤブ医者は。

 

 

 

 

おしまい。