春夏秋冬、どれがお好き?
歳をとりましたら、お花をもらったらうれしいナ、素敵だなと思えるようになりました。でも、お花をもらって嬉しい歳になったらお花に限らず何か贈り物を贈ってくれる人がいなくなりました。悲しい。
若い頃は「花なんてもらったってどーすりゃいいの。」「花より物!」花より団子なわけで、お花キレイだななんて気持ちは持ち合わせていなかったのですが、
歳をとって、鏡に映るお化けがさらなるお化けへと進化していくのを見るうちに「花って奇麗」という事に気づきました。劣化するにつれて自然の美しいものに心惹かれていきます。
あ、ちがった、こっちこっち。
この頃はとても過ごしやすい季節になってきました。
薄手の何かを羽織ればOk,それでも寒ければ厚めのトレーナーがあれば十分。
分厚いコートはまだ必要なくて、私はこの季節、気温、空気感が一番好き。
最高気温20度くらいが一番いい。このくらいになると、都会生まれ都会育ち生粋の都会っ子だぜてやんでいっの方々は「寒く」感じるのでしょうか。
私は雪国生まれ雪国育ち、あ~おらこんな村イヤダ~の生まれなので※そんなに前の世代ではないけれども これくらいの気温が厚くもなく寒くもなくちょうどいい。心地いい。
そういえば、上京したての頃、3月くらだったかな。
「都会の春はこんなに暖かいのね~」と生足にミニスカートとロンTを着て歩いていたら、コートにマフラーをして寒そうに身を縮めてやたら早足で歩く都会の人たちを不思議に思ったことを思い出しました。
そんなに寒いか?そんなに急いでいるのか?と。
関東の夏は暑い。
とにかく暑くて朝も夜も一日中暑い。体はだるいし、朝起きたとたんに暑いし、何でかいつも手がベタベタするのがすごく不快だ。
小さい頃、夏休みの宿題はは朝の涼しいうちにやってしまいなさいと言われていたけど、関東の小学生は朝も夜も暑いのにいつ宿題をやるんだと思う。
私が小学生の頃もしも関東に住んでいたら、暑くて手がヌルヌルして鉛筆が握れなくて宿題ができませんでした、と胸を張って始業式に臨むだろうきっと。
夏はなにをやっても疲れる、何もしなくても疲れる。
天敵の蚊も元気100倍になって攻撃してくるから病院行くレベルに腫れるし痒いし。
夕方になると「なんか臭い、あ、自分だ」ってなるし。
春はなぜか気分がウキウキして疲れてしまう。
寒い冬が終わって暖かくなってきて気分もパーーー☀っとしてきて「何かしたい♪」「どっか行きたい♪」「ピクニックでも行く?」ってなる。春は。
なんだかウキウキしてソワソワして、知らないうちにすごく疲れてて、疲れてるの知らずに夏に突入するから夏もたないんだな、きっと。
春はクレーマーが増えるとよく聞きます。ケータイショップでアルバイトしてみると春にクレーマーが増加することがよくわかる。客全員クレーマーなんじゃないかってくらいクレーム対応に追われる春。
車の窓開けて怒鳴るジジイも春に増加する傾向。
冬は好きな季節です。
が、体が言うことを聞いてくれなくなる季節です。昔に痛めた膝と腰がヒーヒー悲鳴をあげて、裏起毛のヒートテックと裏起毛ヒートテックタイツと裏起毛ハイソックスを着込んでダルマになる季節。着るのも脱ぐのも大変。
それでも冬は好きです。温かいものが美味しく感じ、綺麗なものはより鮮明に綺麗に見える。空気が澄んで気持ちもパキっとする。
ラーメン食うと鼻水でるけど、それでも冬は好き。
そして私がこよなく愛する季節が秋。
すーーっと冷たい秋風を胸いっぱいに吸って深呼吸すると心がすっきりする。
夏の暑さに耐え忍び、解放された体は、生気がよみがえりポーっとのんびりした心地よさを取り戻す。
分かって頂けるだろうか、なんといえば伝わるのだろう、この秋の心地よさは。
いうなれば猫になった気分、だろうか。
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ブログを書くという事は、文字で何かを伝えるという事のなのに、この猫になったような秋を上手に文字にすることができない。もどかしい。これはブログのはずだ、伝えねば。しかし言葉が見つからない。じゃあこれはブログではなくて一体何だというのだ。
まあいい、そんな難しいことは。秋なのだから。私、猫だから。←ちがう
皆さんには大好きな季節、ありますか。