編むひと 縫うひと

モノづくりのblog。ポンコツな子育ても公開。

コンビニ肉まんの具が一粒何センチかなんて誰が知りたいの

 

今朝のニュースで各コンビニの肉まんについての特集を見た。

寒くなってきたから肉まん美味しそうだわ、なんて気楽に見ていたらなんとも衝撃的な内容で今日は朝からぱっとしない。

 

 

まず街頭インタビューで「この季節食べたくなるのはおでんか肉まんか」という質問を優雅に街をぶらついているマダムたち他にぶつける。

マダムも学生もサラリーマンも「やっぱり肉まん」というような回答をして、この季節はおでんよりもやっぱり肉まんですよね!という強引なナレーションで肉まんの特集へ。 「おでん」と答えた人もたくさんいただろうに見事にカットされて可哀そうに。そーゆー私は肉まん派。

 


“無添加”自然食仕様「出雲国の贅沢おでん」5袋入り(5人前) 送料無料(北海道・沖縄を除く)

 

 

 

各社肉まんの皮が約15センチ程で、

肉まんの皮の弾力を計測するメカが存在するらしい。衝撃である。

肉まんの皮の水分量が少ないとフワフワで水分量が多いとモチモチ、らしい。

そんなことを計測するメカを開発したメーカーはどこなのか知りたい。「コンビニの肉まんの皮がフワフワかモチモチか計測するメカ」の他に作るべきメカはなかったのか。※それ専用ではないのかもしれないし、ほんとにそれ専用だったらどうしよう。

 

 

続いて、リポーターが別室に移って各社の肉まんの具材について調査。

まず、肉まんを二つに割って、中の具材を「肉」「玉ねぎ」とか具材別に分けだした。

餡になっている具材をほぐしているのである。肉まんの餡には肉が何粒、玉ねぎが何粒入っているのか一粒一粒並べて数えている。ホラーだ。

 

各社入っている具材が違うことが分かったところで、今度は肉の破片1粒が何センチなのか定規で計測し始めた。

リポーターが驚いたような嬉しいような顔で「〇〇センチです!」と言う。

 

 

もうやめて。肉まんはきっと美味しく食べてもらう事が何よりうれしいはずだ。

「ローソンの肉まんはフワフワでおいしいね。」「いぃや、モチモチのファミマの肉まんのほうがおいしいよ。」それでいいではないか。

 

なんでもぜんぶ分かったら幸せなわけじゃないのよ。知らないほうが幸せな時だってある、何でもかんでも完全体になりゃいいわけじゃない。

 

今の世の中は特にそう思う。

早く走れる靴もあるけれど運動会で1位になれればそれでいいわけじゃない。

1位になれることにこしたことはない、でも1位を目指して目標を目指して努力することに意味があるように私は思う。ドラえもんの道具を使って勝ち取った1位に何の意味があるのだろう。

 

バーコードリーダー化したお賽銭

 

何の意味があるのだろう。

私の考えは甘いのだろうか、古いのだろうか。きっとどちらもなのだろう。

 

 

衝撃の肉まん特集を見てどんよりを引きずりながら出社した私は、「生まれ変わったら猫になりたい」と言った、すると上司が「俺は石になりたい」と言ってきた。

私の精神は崩壊寸前だ。

 

こんなきれいな石なら私もちょっとなってみたい。

 

コンビニの肉まんの具が一粒何センチかなんて誰が知りたいの?

それを逆に教えて。石になりたい理由は分かったから。

 

 

本日は以上です。

 

 

 スポンサーリンク